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静岡を愛したものたちの物語
Season 1
静岡との出会い 〜静岡を知ろう!〜
8月。つらい試験から解放され心軽く迎えた夏休み。私たちマーケティングチームは、しずおかビジネスプランコンテストへの参加が決まり活動を始めた。しずおかビジネスプランコンテストとは、静岡の地域活性化を目的としたビジネスプランを企画するコンテストである。「とりあえず、静岡を知ろう!」静岡を知らないことにはプランも何も立てられない。そこで、私たちは毎週木曜日、朝10時から図書館・ケンタウロスに集まり情報収集をおこなうことにした。静岡の面白い特徴や変わった習慣など、とにかく数を上げてポストイットに書き出していったのである。
のぼせたアタマに冷水!
「静岡にはブラジル人が多い」、「静岡はマーケティングの聖地」などなど面白い情報がたくさん出てくる。しかし、うまく地域活性化と結びつけられない。「静岡でブラジル人向けサンバフェスを開いて、そこで餃子を配るなんてどう?」こんな突拍子もない意見が出るくらいにはみんな頭が動かなくなっていたのだ。どうしようとみんなで頭を悩ませていた時、Facebookで水野先生の指導を受けられると連絡が。
後日、研究室で水野先生に私たちの企画について説明すると、先生は悩んだ後に一言「みんなって、静岡に行ったの?」と。「あ...」全員が固まった。なるほど、確かに。今まで私たちがやっていたのは、一度も映画を見ずにその映画のプロモーションを考えていたのと同じなのだ。静岡に行かずして静岡を知ることなんてできない。「静岡を肌で感じに行こう」こうして、私たちは未知の場所静岡へと向かうことになった。
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