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『面白法人カヤックのコロナ対策』(後編)

「NO密オフィスとは」


<人と会うことを重視する>

「カヤックにはもともと『何をするかより、誰とするか』を重視する考え方がある」とカヤックの広報部・人事部の梶さんが仰いました。事業ありきで考えるのではなく、人と交わることで自分が変化し、そこで生まれる何かを楽しむことを社是としているそうです。人と会ってブレストなどを活発に行い、チームワークで物事を創造していく仕事だということから、どうしても人と直接会うことが必要になってきます。

<NO密オフィス>

NO密オフィスでは、①NO密閉空間②NO密集場所③NO密接場面④その他の大きく分けて4つの対策がなされています。 そのなかで、特によく考えられていて面白いと感じた③を写真とともに紹介します。NO密接場面では2つの工夫が施されていました。 まず1つ目は、オンライン専用の会議室です。隣の人とはパーテーションで区切られていて、同じ方向を向いていますが、正面の鏡で顔が見えるという仕組みになっています。鏡の上には、モニターが設置され、参加者は向かい合わずに全員の表情を見ながら話し合うことができます。



そして2つ目は、階段です。階段では狭いところですれ違わないように、ビルの北側と南側にある2本ある階段を、一方通行の「上り専用」と「下り専用」に分けられ、サインが設置されています。



①②④の概要としては以下のようになっています。 ①NO密閉空間  ・執務スペースは定期的に窓を開けて換気を実施。  ・各会議室にはCO2濃度計を設置。内外の差が600ppm以上は換気を行う。 ②NO密集場所  ・お互いが顔を合わせないように、デスクを横並びからクラスター型に変更。  ・各オフィス、各会議室の定員を厳守するため明確なサインをつけた。  ・会議室は4名をMAXに。同じ内容の会議であっても部屋を分けることにした。 ④その他  ・座席を340席から170席に削減した。  ・社員には週に2~3日の分散出勤を推奨。

<まとめ>

今回は、「面白法人カヤック」のオフィス改革『NO密オフィス』について紹介しました。 後編の冒頭で触れた「人と会うことを重視する」という考えには非常に共感しました。人と会ってブレストをしたり、コミュニケーションを取ったり、チームワークで物事を創造していくとき、やはり人と直接会うことは重要なことであると、ゼミを通じて実感しています。 今後もコロナ対策を怠らずにしっかり感染予防して、皆さんで乗り越えましょう。 大庭でした。 《参考文献》 笹田克彦 『アフターコロナ働き方&オフィス改革 第9回』 https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00351/00009/… https:// 三幸エステート『テレワーク特集Vol.4〜テレワーク事例 株式会社カヤック〜』 www.sanko-e.co.jp/read/office-column/telework04/


(文責:大庭)

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