「それ、ウイルス防げてる?」
アルコール消毒と同様、今の生活に必要不可欠なのがマスクですよね。
今ではオシャレなデザインの物もたくさん販売されていますが、皆さんはどのようなマスクを着けていますか?
マスクは、その素材の違いで効果が変わるのです。
<マスクの種類で効果が激変!>
豊橋技術科学大学の実験で、マスクを着用しているときの
吐き出し時と吸い込み時、2パターンの飛沫状況を調べた実験があります。
結果は
の通りです。(数字が大きくなるほど飛沫量が多い)
吐き出し時、吸い込み時ともに飛沫量を抑えられているのは「不織布」のマスクです。
「布」マスクは吐き出し時の飛沫量は少ないですが、吸い込む飛沫量は半分も防げていないことがわかります。
最近増えている「ウレタンマスク」は吐き出し・吸い込みともに防御率は低めの結果となっています。
「フェイスシールド」や「マウスシールド」に至っては、吐き出す飛沫に関して多少の効果はあるものの、吸い込む時の小さな飛沫(エアロゾル)に関しては効果がありません。
さらに2020年9月に行われたデューク大学の研究グループによる実験で、「フリースのネックゲートル」は飛沫の量を増やしてしまうという結果が出ています。
ランニング時に着用している人が多く見られるネックゲートルですが、感染を防いでいるつもりが逆にリスクを高めていることになります。
<まとめ>
今回、アルコール消毒液とマスクの正しい基礎知識をお伝えしました。
今では生活の一部となっているこれらの対策グッズについて、皆さんはどこまで知っていましたか?
「とりあえずアルコール消毒しておこう」「とりあえずマスクしておこう」ではなく、ウィズコロナの今だからこそ正しく予防しましょう!!
《参考文献》
堀向健太(2020)『YAHOO!ニュース』,
国立大学法人豊橋技術科学大学(2020),https://www.tut.ac.jp/docs/201015kisyakaiken.pdf
(文責:池上)
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