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「ツン」で感染予防??(後編)


誕生秘話

  非接触棒を製造しているのは、菊水産業株式会社です。この会社がある大阪府河内長野市の地場産業は国産つまようじの生産ですが、今、日本にあるつまようじはほとんどが中国製です。この会社は河内長野市で唯一生産をおこなっています。全国的に見ても2社しかありません。

  そしてコロナウイルスの影響で、取引先である飲食店の休業等を受け売り上げは激減し厳しい状況にありました。そんな時、専務である末延秋恵さんは、Twitterでエレベーターのボタンを設置してあるつまようじで押す人を見つけ、持ち運べるものがあったら良いと閃いたそうです。

湿気てしまい製造工程の問題で機械の刃物が通りにくい材を利用し、この非接触棒を完成させました。機械が使えないのでなんと、全て手作業です。



作り手の思い

  価格はコロナ(567)に負けるなという思いを込めて568円(税抜)。パッケージからも分かるように、このような思わずクスっと笑ってしまうようなキャッチコピーを、「少しでもこのコロナ禍の中、殺伐としたニュースばっかりで私もうんざりしてましたので、ちょっとでもクスッと笑えて、人にプレゼントしたり、お店に置いたり、話のネタになったらいい」と末延さんは仰っているそうです。この商品を最初に見たとき、ただの棒なら何でもいい!わざわざ買う必要はない!そう思いませんでしたか。しかし、この商品の魅力はここにあった訳です。



  また、世間には製造業もコロナで大きく影響を受けているということ、そして同業者には一緒に前向きに頑張ろうというメッセージも込められているそうです。


新しい日常

  最近では多くの府県の緊急事態宣言解除等、私たちのコロナウイルスとの戦いは少しずつ収束に向かっていますが、インターハイや夏の甲子園大会の中止など、まだまだ元通りの日常が戻ってくる日は遠そうです。うんざりしたくなるような毎日ですが、これが私たちの今の新しい“日常”。楽しんだもの勝ちです。あなたのポーチに非接触棒が仲間入りする時代がもうそこまで来てる!


<参考>

菊水産業株式会社ホームページ http://kikusuisangyo.co.jp/home/newitem/

マイ大阪ガス炎の探偵社「河内長野市で遭遇!小さくとも奥深い、つまようじワールド」,大阪ガスホームページ https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/tantei/1270835_38851.html

「『思う存分つくがよい』老舗つまようじ店が作った『非接触棒』が話題」FNN PRIME Onlineニュース https://www.fnn.jp/articles/-/37987


(文責:三宅)

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