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美味しい食材を無駄にしないぞ(後編)

<羽田市場とは>

 羽田市場は日本各地の獲れたて鮮魚を素早く都内に届ける卸売の企業です。通常の流通だと3日かかりますが、羽田市場なら朝6時に紋別漁港で獲れたカレイを同日午後6時に銀座で提供できます。速さの秘密は各地の市場を通さず、飛行機、高速バス、トラック、新幹線など産地に適した方法で輸送すること。独自の流通ルートで中央市場が休みでも新鮮な魚を仕入れることができます。


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<新型コロナウイルスの影響と新たな取り組み>

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 新型コロナの影響で魚の値段が急落し漁師たちの収入も激減。羽田市場は漁師の生活を守ろうと借金をして魚を買い取ります。しかし飲食店の休業・営業時間短縮要請で大口得意先から商品キャンセル。大きな打撃を受けます。そんな時、誰でも無料でネットショップを開ける「BASE」を発見。



2020年5月「漁師さん応援プロジェクト」を立ち上げ、プロの品質を一般客に卸売価格で販売しています。



羽田市場がBASEに出店したネットショップは110万店の中で、総合1位になりました。

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<コロナ禍で重要なこと>

 新型コロナウイルスの影響で私たち学生もオンラインでの授業など様々な工夫をして何とかここまでやってきました。企業も同じです。コロナ禍にあって、どのようにして営業を続けていくか、それぞれが考えて新たな取り組みを始めています。羽田市場の事例を取り上げて、改めて困難な状況にあっても、それを嘆くのではなく、前に進むために考えることの重要性を感じました。

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参考文献

羽田市場

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カンブリア宮殿

2020/07/30放送 「変化を恐れない 食の勇者SP」


(文責:4期生 松本佳奈)

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