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わずか、0.5秒で人々の安全を守る?!(後編)

〈0.5秒で温度測定〉

「SenseThunder」の特徴は"非接触AI温度測定"です。入館ゲートに設置された専用端末の赤外線サーモグラフィカメラが0.5秒で温度を測定します。そのため社員たちはウォークスルーで入館ゲートを通ることが可能になります。



〈AIを活用〉

赤外線サーモグラフィカメラで測定できるのは、「(体内)温度」ではなく、「体表温度」です。体表温度は室内温度の影響を受けるため、取得した「体表温度」から「温度」に変換する必要があります。「SenseThunder」では、この部分にAIを活用しています。 開発段階で体表温度と体内温度の相関性に関するビッグデータをAIに学習させ、アルゴリズムを組んでいます。そのため、取得した体表温度から瞬時に温度を推定することができるのです。 体温は一般的に脇の下で測ることが多いのですが、「SenseThunder」で測定した場合と脇の下の体温との誤差は0.3度ほどで、ほぼ正確な温度を測定することができます。



〈企業側の問題も解決〉

多くの企業が従業員や顧客の温度検知を行なっているが、ガンタイプの温度計を使う場合、感染リスクや専用スタッフを配置するための人員確保が課題になっています。これらの課題を解決するためにすでに多くの企業で「SenseThunder」が導入されているんです。導入したイオンでは、瞬時に温度検知できることに加えて、デバイスから1.2m離れた場所から顔を認識して測定できるので、密な状態を作りにくいことや、測定待ちの行列を作らず、従業員の健康管理と入館手続きをスムーズに実施することができると述べています。

〈考察〉

実際にお店で検温をした時に、ガンタイプだと測定待ちの列ができてしまったり、測定する店員さんとの距離が近いと感じたことがあったが、この「SenseThunder」は、密を避け、感染リスクを抑えることができるので良いと思いました。また、検温に対し消費者側の立場でしか考えていなかったが企業側にも感染リスクの他に、非効率的だったり人的コストなど課題があると知りました。 この「SenseThunder」をより多くの場所で導入し、消費者側、企業側の両方の課題を解決することで、人々の安全に繋げることができるのではないかと思いました。


(文責:久米)


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