【星野リゾートの挑戦】
先週5月5日に放送されたガイアの夜明けでは、北海道旭川市の中心部にあるホテル「OMO7(オモ・セブン)旭川」の対策が紹介されていました。2017年に開業した、星野リゾートが運営する都市観光ホテルです。
「どうやったらコロナの環境下で安心した旅を届けられるか」という、“with コロナ”の考えで、三密を回避した滞在の運営方法を徹底することにしました。つまりコロナと闘うというよりも、コロナの存在を前提としたオペレーション、マーケティング活動をどのように再構築していくのか、というのが星野リゾートの問題意識です。
一例として、夕食を客室で食べてもらうという取り組みがあります。食事処で人が集まることを防ぐための方法です。しかし、雰囲気を損ねないよう部屋に食事環境をつくったり、料理を提供するのは意外と難しく、何度もシミュレーションを行いました。 試行錯誤の末、ようやく食事提供の流れが決まりました。まず、部屋に折り畳みの机を広げ、食事スペースを作ります。そして、食事は重箱に入れ、部屋まで運んで提供します。この時、料理を並べるのはお客様に任せ、重箱にできる限り接触しないことで、感染に対する不安を少しでも取り除こうという考えです。
このように、少しでも安心して滞在できるよう、新しい旅のあり方を提案していきたいと星野代表は語っています。
【まとめ】
皆さんも、アルバイト先が休業になったり、イベントが中止になったりと、コロナの影響で “できないこと“ が増えていると思います。しかし、「コロナのせいで…」とマイナスばかり考えるのではなく、今だからこそできることを探すのは大切だと思いました。企業はもちろん、私たちも、他と差をつけるチャンスだと思って、前向きに乗り越えましょう!
[参考] ・ガイアの夜明け【コロナショックを乗り切る!“ニッポンの宿”水面下の闘い】,テレビ東京 https://www.youtube.com/watch?v=V-5pEL93mwM&feature=youtu.be https://www.tv-tokyo.co.jp/…/bus…/entry/2020/021737_amp.html
(文責:池上)
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